ちょっと気になるコト〜バス「ラウンジ」化計画

最近ジュード・ロウを見かけなくなったなぁ、なんてちょっと寂しく思っていた所だったんですが、まるで彼と入れ違いのようにちょっと目が離せない人が7時15分のバスに登場しました。
年のころはおそらく30代後半から40代前半。かなり縦にも横にも体が大きく、いわゆるサラリーマンだと思うんですが、いつも「一体どこで買ったんだ!?」というものすごく大きくかさばるウォータープルーフのジャンパーを着ているので中に何を着ているのか、ワイシャツにネクタイなのか、全く検討がつきません。下は地味目のズボンです。
で、気になるのはどうも彼はこの朝の通勤時間を自分の完全なる「くつろぎ」の時間として利用しているようなのです。
どこら辺からその「くつろぎ」具合が窺えるのかというと、まず新聞は欠かしません。バスの車内においてあるフリーペーパーかタブロイド版の新聞。折り方は横に半分です。次に、毎回必ず何か食べてます。クリスプスだったりチョコレートだったり日によってバリエーションがあります。
そして彼のくつろぎ指数をぐぐぐっっと上げるのが持参の温かな飲み物なのです。最近良く見る魔法瓶状になっていて中の飲み物が冷めない大きなコーヒーマグを必ず持参しています。これらをタブロイド版の新聞片手にグビグビもりもり車内で飲み食いしている。片手は新聞をつかんでいるので、胸というか出っ張った大きなおなかと脇をつかって器用にマグを挟み、自由になったもう片方の手でおもむろにジャンパーの大きなポケットに手を入れ一握りのお菓子をこれまた器用に口に押し込みます。で、またコーヒーをグビっと。この間一瞬たりとも新聞から目は離しません。

さらに彼の周りの雰囲気が「居間」化している原因として、隣に誰も座らない、というのがあります。体が大きいためか正面を向いて座ろうとしません。かならず片ひじを背もたれにひっかけて斜め座り。隣に座らないというより座れない。
ある日は2シートが向かい合っている4人がけの席を思いがけず一人占めという時もありました。その日もコーヒーとお菓子はもちろん持参していました。しかも今度のお菓子はどうも袋入りのナッツのようです。それでも新聞から目は離せません。で、どうするか。
ナッツをつかんだ右の手のひらをひねって親指以外の4本の指を縦に上から口に入れるような感じでザラザラ〜と小さなナッツを流し込んでいました。
この瞬間くつろぎ指数が完全に飽和状態に達しました。もうそこはすっかり彼の居間です。目を凝らしたら彼の斜め前の開いている席につけっぱなしのテレビがうっすら見えたかもしれません。
先日朝から多少気温が高かった日はソフトドリンクのボトル持参だったので、これから夏にかけては飲み物にもバリエーションがあるようです。今から楽しみです。