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朝、8時ちょっと前のバスにたいてい乗っている彼。非常にハンサムで、顔の作りはジュード・ロウをもうちょっと面長にした感じ。いつもお洒落で、髪もキメキメだ。
「へー、こんな田舎の街にもいるもんだねぇ」と別の生物のような気持ちで観察していたのだが、最近どうも観察すればするほど、第一印象の彼がどんどんと遠ざかっていく。
ある日の彼。バスの後方に座っているのを発見。何気に見ているといきなり「ふっっ・・・ブシュっっっ」と大きなくしゃみを連発。どうやら風邪らしい。「ハンサムボーイも風邪には勝てんよね」と同情しているとズボンのポケットからごそごそとコ汚いハンカチを出して鼻をズビズビとかみはじめた。うんうん、鼻はすすらずかまんとね。
すると次の瞬間、そのジュード・ロウ似の彼は左手の人差し指をぐりぐりと鼻の中にいれてほじりはじめた。おお・・・。
また、ある日。いつもは私より先に乗っている彼が、今回は私の乗るバス停の2つ後から乗ってきた。どうも寝坊した風で頭はちょっと鳥の巣だが、それもファッションなのかもしれない。寝起きの顔もジュード・ロウだ。
が、この朝のラッシュ時、みんなが一秒でも早く職場へ付きたい時に彼はバスの運賃を超がつくほどの小銭で払いはじめた。「あー、ごめん、細かいのしかない、ちょっと待って、ちょっと待って・・・」と2ペンス硬貨を運転手の手のひらに積み重ねてゆく。ジュ、ジュード・ロウ・・・?
またまた、ある日。ジュード・ロウ似の彼、ちょっとお疲れの模様。鼻風邪が長引いているらしくぽかーんと口を開けたままうたた寝。そしてはっと気が付いたら自分の下りるバス停でもう最後の一人が今降りようとしている。焦る彼。走る彼。が、勢いが付きすぎて前のめりに転びそうになり、ものすごい前傾姿勢のままバスから弾丸のように飛び出していった。
実はおもしろキャラなのか?
最近は時間帯によって帰りのバスも一緒になるので、もう気になってしょうがない。次は何をしてくれるかなぁ、ジュード・ロウ。
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