ゴミを分けない

イギリス人の中では自然や動物をこよなく愛している人が多いのですが、なぜか環境問題・リサイクルといったことにはあまり関心がないようです。
うちの近所では週に2回(木・金)ゴミの収集があるのですが、分別は特にしません。缶だろうが、ビンだろうが、新聞・雑誌だろうが、ぜーんぶ一つのゴミ袋にポイっと入れます。本当に何でも一緒くたに捨てるのです。ある一つを除いては・・・。

それは何かというと、ガーデニングをすることによって出た木の枝、雑草などのゴミ。これだけは一緒にしてはダメなのです。しかもそれを収集に来てくれるわけではないので、自らそれ専門のゴミ収集所まで持っていかなくてはなりません。
また、一応大きなリサイクル用のゴミタンクがスーパーなどの駐車場に置かれていますが、実際に利用してる人など見たこともありません。

どこかの国で難民が生活に苦しんでいる、と聞くとすぐ多額の寄付金が集まり、街にはチャリティ目的のお店が軒を連ね、ボランティア活動も活発なイギリスで、この環境問題というトピックだけがポコっと抜け落ちているのです。理由は単純、「面倒くさいから」。
でも私は「庭仕事のゴミは駄目だけど、電池はいいよ」というこの何ともちょっとおまぬけとも言えるゴミ収集理論がけっこう好きです。(だって楽だし・・・ホホホ)