デパートの話

あなたは買い物にどこのデパートに行きますか? ○越?そ○う?高○屋?
では、地元にあるデパートでココには行ったことは一度もないっ、これからもないっっ!と宣言できるところはありますか?
日本に住んでいて「あるっ」と答える人はまれではないでしょうか。お気に入りのデパートがあっていつもそこに行く、というのはあっても、何かとてもイヤな目にあったことがない限り、大抵どこのデパートにも足を踏み入れたことくらいはあると思います。
でもイギリスの場合、上の質問に「あるっ」と答える人は案外いるのです。
なぜなら、イギリス人の多くの人は意識的にせよ、無意識的にせよデパートを頭の中でランク分けし、自分の収入に合ったところに行こうとする傾向があるから。つまり、デパートに階級があるのです。
私の地元のリーズにもデパートがいくつかありますが、その中でランク付けをするとすれば、
  1. ハーベイニコルス(Harvey Nichols)
  2. ハウスオブフレーザー(House of Fraser)
  3. デベナムズ(Debenhams)、マークス&スペンサー(Marks&Spencer)
  4. Bhs
  5. C&A(2000年に倒産してしまいました)
という感じでしょうか。この順に品物の値段や品質が違っているのです。
多くの人は2〜4あたりを頻繁に利用します。そして、興味深いのが、3〜5を利用している人の中には1のハーベイニコルスに1度も行ったことがないという人が結構いるのです。また逆もあって、1〜3はよく利用するが、4・5には絶対行かないという人もいます。
日本人の私にしてみれば、たとえ高くて買えなくっても中を覗いてみるくらいいいじゃないか、と思うのですが、そういう風には考えが及ばないらしいのです。行かないという人は別に卑屈になってるわけではなく、単に「考えもしなかった」という感じです。
もちろん、中にはそういったことを全く気にせず、どこにでも行く人もいます。
現在ではイギリスの階級制度は薄らいできているとはいえ、こういうところでまだその名残を見ることができます。
これだから、ロンドンのハロッズやリバティなんかに大挙して押しかける日本人は「金持ちだ」と思われるんでしょうね。